Snapchatを始め1000万ドル超えの調達を整理!今週のアメリカの押さえておきたいトピックをメモ【weekly ベンチャートピックス ・アメリカ編 12/9-12/15】
先週は1000万ドル越えの調達含め、けっこう面白いニュースがありました。今日本でも徐々に浸透してきつつあるSnapchatのニュースも含めて、まずはさらっと先週のアメリカのトピックをメモしておきます。
大きく2つのトピック
・トピック1: ヘルスケア
・トピック2: その他分野の大きめの調達
という感じの構成です。
トピック①ヘルスケア
特に目立ったのがヘルスケア関連のトピック。1000万ドル越え2つを含む3つのサービスを紹介します。
■HealthLoop
まずは医者と患者が病院外(通院時以外)でもコミュニケーションを継続的にとれるサービス、HealthLoop。先週1000万ドル程調達しています。
病状に関する簡単な質問などを通し、そのデータを解析することで、患者の状態をリアルタイムで把握出来ます。医者の負担を最低限に押さえつつも、患者の状態を継続的に知ることができる、医者も患者もハッピーになれるサービスです。
■Practice Fusion
次は医療機関に対してフリーのElectronic Health Records (EHR=電子カルテ) システムを提供しているPractice Fusion。こちらは1500万ドルの調達。
このシステムを使うことで、医者や患者の負担を減らすことが出来ます。
カルテをテンプレート等を用いて簡単にカスタマイズしたり管理出来るほか、処方箋をオンラインで送ったり、スケジュールの調整やオンラインでの予約の受付などなど。
■Doctor On Demand
ヘルスケア最後は、300万ドル調達したDoctor On Demand 。
名前からも想像がつくかもしれませんが、ビデオチャットを通じて医者にすぐに相談が出来るアプリ。
そこまで重病ではないけど、医者に相談したいことがある。でも病院に行って並ぶのも面倒...そんな時に気軽に医者に相談できるアプリです。
価格は15分で40ドル。ちょっと相場的に安いのかわからないのですが、家からでも出来るのは嬉しいですね。
今週は特にヘルスケアのニュースが多かったのですが、僕自身ヘルスケアは全くわからないので、この分野に興味がある方はHealthTechNewsをオススメします。(日本語のサイトなのでご心配なさらずに。)
トピック②その他1000万ドル越え調達サービスを2つ
次はヘルスケア以外で気になったサービスを2つ程紹介します。
■Snapchat
まずは日本でも徐々に流行りつつある、ネット界隈の人にはもはや説明不要であろう、Snapchat。メッセージが一定の時間経つと消えちゃうあれですね...。
6月に6000万ドル調達したばかりですが、5000万ドルを調達してトータルで1億2300万ドル程(約123億円)となりました。さすがスケールが大きいですね。
ちなみにCEOのEvan Spiegelは1990年6月生まれの23歳。
すごい若いですね!僕と同い年です....。会社も2011年5月創業と、成長のスピード感が凄まじい!先日、Google➡Instagramと渡り歩いた人をCOOに迎え入れたようですが、今後も要チェックのサービスです!
■Raise.com
続いてはギフトカードに特化したマーケットプレイス、Raise.com。
自分が使わないギフトカードを他の人に売ったり、逆に自分が欲しいカードを安く購入したり出来る、C2Cのサービスで、会社自体も今年の2月に出来た新しい会社。
ジャンルも本当にたくさんあって、旅行やグルメ、美容などなど一通りそろっています。
ギフトカードに特化しているのでけっこうニッチなのかとは思うのですが、1810万ドルとがっつり調達しているあたりは、アメリカすごいなーと感じますね。
■他にもあるよ!
他にもモバイルのリワード広告を扱っているPaeDaeが1160万ドル、クレジットカードやメンバーズカードなどのカード類を全てスマホで管理し出来ちゃうデジタルウォレット(?)系のサービス、Loop が1000万ドル調達したりしています。
ざっくりしてますが、マーケティングや広告に関するサービスや、金融に関するサービスはアメリカ始め世界的に今お金も集まっているので、引き続きチェックしておきたいですね。
長くなってしまったので、他の地域はまた別途紹介いたしますー!