電子書籍版"Netflix"を手がけるのは、Apple,IDEO,Googleを経て起業した注目のデザイナーを含む3人の共同創業者!
先日アメリカで1400万ドル(約14億円)を調達した、スタートアップOysterをご存知ですか?
実は他の媒体で簡単に記事にして紹介したのですが、簡単に言うと電子書籍版の"Netflix"としてよく紹介されるサービスで、1ヶ月9.95ドル(約1000円)で登録されている10万冊以上の書籍が読めるというサービス。
現在数社の出版社と契約をしていて、今後は大手出版社とのタイアップを増やし更ならコンテンツの充実を目指していくということで、今後が注目のスタートアップなのですが、会社と同じくらい注目しておきたいのが創業者についてなんです。
Google Mapsのデザインを担当したデザイナー
このOysterというサービス、サイトも含めてオシャレだなーと思って共同創業者を調べてみると、Google出身のデザイナーがいるんですね。
Willem Van Lanckerという人なんですが、Googleに2年近く在籍していてGoogle MapsのWeb版、iOS版のデザインを担当していたかなり凄腕のデザイナー。どうりでOysterのデザインがおしゃれなわけです。
Willem Van Lancker氏のWebサイトはこちら。
IDEO,Apple,Adidasにも在籍
Googleに入る前もかなりの経験を積んでいるようで、
●デザインコンサルティングファームIDEOでコミュニケーションデザイン
●AdIdas(アディダス)でブランドデザイン(インターン)
などが挙げられます。
Webデザインはもちろん、ブランドやコミュニケーションといったマーケターよりなスキルも持ち合わせていたり、ライティングをやっていたりとかなりオールマイティなデザイナーという印象。
今後はこういったデザイナーが求められるのかでしょうか。
他の共同創業者も豪華!
Oysterは他にも2人の共同創業者がいるのですが、こちらも豪華。
まずCEOのEric Strombergはゴールドマンサックスでインターンを経験後、ebayに買収されて話題となった、レコメンデーションエンジンを開発していたHunchのビジネスサイドで働いた後に、買収先にebayに行き起業したという経歴。
CTOのAndrew Brownはマイクロソフトでインターンをした後、GoogleでAssociate Product Managerとして活躍していた人物。
サービスとしての評価ももちろん高いとは思うのですが、共同創業者のポテンシャルに対する評価も相当高そうです。
サービスとしても様々な特徴!
とまぁこんな感じで豪華なメンバーが開発しているOyster。
サービスの特徴を挙げておくと、
- スマホ&タブレットに合わせたシンプルなデザイン
- 書籍を閲覧する時の背景色を選べる
- 友人が読んでいる本や、高く評価されている本を知ることが出来る
- 読んだ本やチェックした本をベースに、個人個人に合わせて向いている本をレコメンドしてくれる
- 運営側が人力でオススメの本をピックアップしてくれる
といった様なことがあげられます。
上述したように既に登録されている書籍は10万を超えていて、今後どんどん増えていくことになりそうです。
spotifyと合わせて今後も注目!
このようなビジネスモデルといえば、先日、遂に日本上陸かと話題となったSpotifyが2億5000万ドル(約250億)調達して急成長中ですが、合わせてOysterにも今後注目していきたい分野。
日本だと去年3億円調達したcakesも同様のモデルで、今後が気になる所ですね。