snapchatだけじゃない!アジアにてITで医療を変えるのは21歳のアメリカ人・Justin Fulcher
最近界隈ではSnapchatのEvan Spiegelに関する記事がすごくバズってますね。
Evan Spiegelに関しては以前ベンチャートピックス内の記事でも少し紹介しましたが、すでに100億を超える金額を調達している注目スタートアップのCEOであるにも関わらず、実はまだ23歳。1990年生まれなんですよね。
ただ、この年代で活躍しているのは彼だけではありません。
たまたま見ていた海外のメディアに面白そうなトピックがあったので簡単にメモしておきます。
シンガポールで医療を変えるのは21歳のアメリカ人
彼の名はJustin Fulcher。サンフランシスコ出身のアメリカ人です。
何でも7歳の時からコーディングを学んでいたそうで、10歳前後で最初のビジネスを始めたという正に生粋のアントレプレナー。
その後、Dodgeballという位置情報系のSNSのチームに早い段階でジョインしてキャリアを築いています。
ちなみにこのDodgeballというサービスは2005年にGoogleに買収されたのですが、創業したのはDennis Crowley。恐らく皆様が知っているであろう、Foursquareの創業者です。
Justin、シンガポールで医療サービスを立ち上げる
その後東南アジアの各地をまわって、スタートアップのアドバイスや投資をした後、現在はシンガポールで Ring.MDというヘルスケア系のスタートアップを立ち上げています。
このRing.MDですが、先週、早速50万ドルの資金調達を行ったようです。
しかも出資はシンガポールの国の機関から受けているとのこと。
(Singapore’s National Research Foundation)
この機関は才能ある科学者や研究員等に投資をしており、Justinのポテンシャルの高さが感じられますね。
気になる内容は、医者にオンラインで相談できるというサービス
どんなサービスかが気になる所ですが、簡単に言うと
「ビデオチャットを使って、オンラインで医者に診断してもらえるサービス」です。
以前にも紹介した、Doctor on Demandにかなり近い感じですね。
Doctor on Demandの場合は15分で40ドルという形で医者に相談できる仕組みでしたが、Ring.MDの場合だと、現在は1分につき3-4ドルが目安になるようです。
まだ立ち上がったばかりですが、既に相談できる医者の数は100名ほどいて、大半がシンガポールに拠点を置く人たち。今後は東南アジアへの展開を予定しており、将来的にはアメリカへの展開も視野にいれているとのこと。
現在はWeb版のみですが、スマホアプリの開発も進めるとのことで今後が注目ですね。
若い世代の起業家に今後も注目!
アメリカからはどんどんこの世代の起業家が活躍していきそうですが、日本でも同世代の起業家の方の活躍が目立ってきましたね。
先日も、ビジネスマン向けのノウハウまとめサイト、U-NOTEが資金調達をしたニュースがありましたが、代表の小出さんは1991年生まれの22歳。
学生向けの開発イベントの取材や学生でサービスを作っている人の取材などもする機会があるのですが、かなりハイレベルなサービスを作っている方が多くて、今後すごいことになるんじゃないかなぁと思っています。
これからはこの世代の起業家がアメリカはもちろん日本でもどんどん出てきそうですね。
ベンチャートピックスでもしっかりとレポートしていきたいと思っています。
※参考ソース
21-year-old coder gets $500K to improve access to health care in Asia (exclusive)